松倉耕作「スイスにおける同性婚の公認(上)−2007年1月1日施行法の概要について」戸籍時報607号58頁を読む。
松倉氏は、名城大学法科大学院教授で、日本におけるスイス家族法研究の第一人者。第二人者はいるの?
「同性婚」というのは誤解を招く表現である。ドイツ語では、partnerschaftであり、同性パートナーシップ法とでも訳するのが良いように思う。
2004年5月28日に制定された法律が、スイス独自の手続きを経て、2007年1月1日から、やっと施行されるようになったのである。
ドイツのパートナーシップ法と比較すれば、氏(うじ、苗字のこと)に関する規定がないようである。
松倉論文から、スイス留学中の体験を記した箇所を引用。「1979年7月、……連邦議会前の広場で、何やら集会が開かれていたので近づくと、一人の青年がパンフレットを手渡してくれた。……いわゆるホモセクシュアルの人達が自分たちの存在を公認することを求める集会であることがわかった。足早にその場を離れたことを記憶している」(59頁上段)。
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11年前の日記inフランス。
1996年1月12日(金) 曇り、暖かい。 夕方、アレクサンドル教授がいらっしゃる。ストラスブール大学の国際交流部門の担当である同教授は、近く、学長と一緒に日本に行くとのこと。日本の大学事情などについて質問される。
かなり長時間、話し込んだ。
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