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サーバーメンテナンスに伴う連絡事項
2007/06/03(日)~07(木)に、DNS変更、
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連絡事項やご質問については、
こちらへお願いいたします。
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かの巨漢・号泣弁護士の今枝氏が、「たかじんのそこまで言って委員会」に出るとか出ないとか。
うーーん、かつてゲイ業界の論客がこの番組に出たことがあるが、結果は、まあ、その、なんと言うか。。。。。あまり。うーーーん。
テレビとブログで拝見する程度ですが、今枝氏の論争テクニックでは、関西お笑い番組はチトきつすぎるように思いますです。はい。
最近、この論争に、「すちゅわーです」というハンドル名の大阪弁護士会所属の35歳女性弁護士が登場とか。かの世界では、たいへん盛り上がっている。
このヒトなら、この番組に出ても良いのでは。。。
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今朝の朝日新聞大阪版によれば、大阪市長選挙について、自民党は、橋下さんに立候補を要請していたらしい。ところが、橋下さんは、この要請を断ったとか。よかった。よかった。
市長さんより、タレントさんですよ。東国原さんみたいになるより、タレントさんでいる方が橋下さんにはふさわしい。大阪市民も、さぞかし喜んでおられることでしょう。
1か月、7万8千円で老後の生活を送らないとい
けないと考えあぐねていて、重要なことを忘れていた。
各種の会費である。もっとも高額なのが、弁護士会費。日弁連と大阪弁護士会の合計で月額5万円弱(会員数の少ない地方の弁護士会では会費は10万円にもなるそうである)。もっとも70歳になると会費は1万円ほど減額してくれるそうである。
年金月額7万8千円から会費5万円を引くと、2万8千円か。これでは、電気代、ガス代、水道代、マンション共益費は払えないなあ。
パスポートの更新に行く。最近は、ずいぶんと必要書類が簡単になっている。更新なので、戸籍謄本・抄本はいらない。住基ネットがあるので、住民票も要らない。有効パスポートがあるので、身分証明書は何も要らない。結局、必要だったのは、有効パスポート、はがき、写真だけ。
パスポートセンターの隣の写真館で写真を撮る。
ある人の展覧会で、生涯のパスポート写真を並べているものを見たことがあるような気がする。誰もが、パスポート更新の度に、確実に老いていっている。
第1のパスポート。1883年ー1888年。生まれて初めてパスポートを取った。大阪府庁の側で手続きをしたように思う。赤い表紙の大判でった。カナダ政府の奨学金でカナダに行ったので、カナダの綺麗なヴィザをいただいた。カナダ大使館が関係者向けに一筆書き添えてくれていた。カナダで、アメリカ合衆国の三色ゴム印のヴィザを取得した。
第2のパスポート。1888年ー1993年。カナダ、アメリカ、イギリスなどに行っている。よく外国へ行っていたころである。フランス、オーストラリア、韓国のヴィザがある。
第3のパスポート。1993年ー1998年。黒表紙で小型化。フランスを中心に2年間ヨーロッパ各地を放浪していた際にも、このパスポートを携帯していた。また、これとは別に、カナダ、アメリカにもよく行っていた。最も出入国の記録が多い。世界を徘徊していた頃である。
第4のパスポート。1998年ー2007年。赤表紙に戻り、10年間有効に。あまり外国に行かなくなった。アメリカ、カナダに行かなくなり、ドイツ語圏のヨーロッパと韓国に行くようになった。
第5のパスポート。2007年ー2017年。まだ受け取っていないが、添付した写真を見て嫌になった。老人の顔である。
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私立学校教職員共済の年金証書が届いた。年金額決定通知書が同封されている。年金額は、年額94万5500円である。月額に換算すると、7万8791円である。といっても、現在、在職中のため、全額、支給停止である。結局、一円も貰えない。
1か月7万8千円。。。ボヤくためでもなく、自慢するためでもなく、わたしより若い人びとに事実をお知らせし、ご自身の将来を考えて欲しいという目的で、正直に書いたのである。
公立学校共済からの通知書は、あと数ヶ月程度かかるのであろう。平均月額も低く、勤務年数も少ないので、額はあまり期待できない。
65歳になれば、社会保険庁から国民年金の基礎年金部分がもらえるのであろう。額は、人によって変わるものらしい。上限額が決まっている。
これら3つを合計すれば、まあ、なんとか電気代、ガス代、水道代を払い、コンビニ弁当くらいは食べられるであろうか。バラ色の年金生活というわけにはいかないが、さりとて、お先真っ暗というほどでもあるまい。
弁護士年金というのもあるのだが、60歳未満でないと加入できない。わたしは、59歳で弁護士になったが、加入していないので、当然、もらえない。
ジャイアンツ優勝。
つまらん。
タイガース、10連勝までは良かったのだが、その後が。ああ、つまらん。
待ちに待った(?)新学期が始まった。
気温が下がり、過ごしやすい。
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弁護士のブログをよく読むようになった。
今枝仁弁護士のブログがこれである。
http://beauty.geocities.yahoo.co.jp/gl/imajin28490/view/20070926/1191153142
光市母子殺害事件弁護団のあの巨漢・号泣弁護士である。
経歴によれば、ホストをしていたとか。これは意外であった(失礼かな?)。
2007年度第1回九州国際大学法学部公開講座
「性同一性障害と法」のお知らせ
このたび、九州国際大学法学部では、下記の通り「性同一性障害と法」に関する公開講座を実施いたします。
「性同一性障害者特例法」成立に尽力した第一人者の講師が、性同一性障害とは何か、法との関わりについて講演します。
入場は無料です。お気軽にご参加ください。
記
■日時
平成18年11月24日(土)14:00~16:00
■場所
九州国際大学 3号館3階 3306教室
■講師
大島俊之・九州国際大学法学部教授
(弁護士・GID[性同一性障害]学会理事長)
■定員
300名(入場無料)
■お問い合わせ
九州国際大学法学部事務室
電話: 093-662-8302 FAX:093-662-8340
http://www.kiu.ac.jp/MT-data/archives/gid2007.pdf
※ここをクリックするとチラシをダウンロードできます
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九州北部・山口の人、来てくれるかな。
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テニスシューズを買いに行く。フィット感が良いものを選ぶ。1万3000円。高い。
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刑事施設における性同一性障害当事者の収容問題についての調べ物などをする。
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原稿を書きながら、「たかじんのそこまで言って委員会」を見る。
橋下弁護士の発言が、光市母子殺人事件弁護団への懲戒請求をあおったとして注目されている番組である。
台湾問題などを取り上げている。最後に橋下弁護士が日本ラグビー協会の広報ぶりを批判。関西お笑い芸人風のしゃべり方。関西お笑い芸が大好きな私には、しゃべり方に違和感はないが、慣れてない人には、少々刺激の強いしゃべり方かもしれない。
他の共演者から、「橋下さん、テレビ出演を減らして、日本ラグビー協会の広報委員長になりなさい」と言われて、チャンチャン。
200人の弁護士とともに、弁護士界の大先輩の話を聞く。7時間も。
元大阪弁護士会会長の話が特に印象に残った。弁護士という職業においては、非行弁護士が必ず出ます。裁判官や検察官は、大組織の中で働いており、相互監視が行き届いており、非行が少ない。これに対して、法律事務所は規模が小さく、かつ、その中で自分がトップなので、歯止めがききにくいのです。「大学教授も、狭い研究室の中のトップなのでセクハラが多いようですね」という余談まで。元会長さん、それは余計です。
お金を追い求めないでください。お金は、自分で扱わないでください。
女性にも気をつけてください。事務所の女性に手を出さないでください。弁護士は離婚率の高い職業です。
お酒にも気をつけてください。御堂筋の向こう側(北新地=キタシンチ)には、行かないでください。
ウラ社会の人とは交際しないでください。『反転』を書いた田中森一氏は、元々法曹に向いていなかったのです。
長年、多くの弁護士を見てきた大先達のお話である。多くの事例をご覧になってきたのであろう。
毎号、懲戒の公告を見るにつけ、躓く弁護士が多いという私の持った印象は、おそらく正しのであろう。
日刊スポーツ2007年9月26日などによれば、次のような趣旨の報道があったようである。
神奈川県警生活保安課は25日、携帯電話のサイトの掲示板にわいせつな動画を掲載したとして、わいせつ図画公然陳列の疑いで、住所不定、無職石川辰男容疑者を逮捕した。石川容疑者は「ニューハーフの女王」を自称し、ネット上に女装した自分の画像を載せたホームページを開設した。
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様々な弁護士ブログを読む。橋下弁護士と光市母子殺人事件弁護団との間の訴訟について、議論沸騰のブログが多い。なかには、わたしのこの日記まで引用してくれている人までいる。
皆さん、忙しくても、議論が好きだなーと感心する。
明日は、大勢の弁護士の皆さんにお会いする予定。それも、一日中。
安藤大将くんが、27日未明、奈良県警生駒署に逮捕されたようである。日本刀の模造刀を所持したとして、銃刀法違反容疑である。
競艇選手を止めてからは、奈良県に住み、絵画販売業を営んでいるそうである。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070927-00000060-mai-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070927-00000096-san-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070927-00000093-jij-soci
深夜に起きて、日本対カナダ戦を見る。引分け。わたしにとっては最良の結果。
わたしは、これまで、日本、カナダ、フランスに住んだことがある。国別のスポーツ戦では、常にこの3国を応援している。
会場がフランスのボルドー。フランスにおけるラグビー人気というのは、フランスの西部に偏在している。
サッカーはフランス全土で人気スポーツであるが、ラグビーは、フランス東部ではあまり人気がない。
そういえば、ドイツ以東のヨーロッパでも、ラグビーは人気がないのかも。オランダ人やドイツ人など、体格的にはラグビー向きの人が多いようにも思うのだが、なぜラグビーは普及しないのだろうか。
わたしは、一応、カナダ研究者なのだろうと思う。わたし自身の自己認識では、わたしにはケベック民法研究者という側面がある、という程度であるが。
カナダといえば、一般には「赤毛のアン」であろうか。実は、これまで、この有名な作品をきちっと読んだことがなかった。
あるMTFの人は、子供のころ、この作品の愛読者であったという話をしていた。また、文学研究者のなかには、レズビアン文学としてとらえる人もいるそうである。
昨日、前半を読み、今日、後半を読むつもりである。半分読んだ段階でも、フランス語系の人々に対する露骨な差別的言動が気になる。
カナダのフランス語系の人々のグループのうち、「赤毛のアン」に出てくるのはアカディア人というグループである。ケベック人とは別グループである。
学者の論文の中には、(1)だけで未完成に終わってしまっているものがある。先輩の論文のそうした例を見るにつけ、なぜなんだろうと思っていた。
じつは、恥ずかしながら。。。。。大島俊之「刑務所における性同一性障害者の処遇ーーアメリカの判例を中心としてーー(1)」神戸学院法学31巻3号(2001年11月)は、その続きがない。未完成なのである。
わたしの言わんとするところは、大島俊之「拘置所・刑務所における性同一性障害者の処遇」ジュリスト1212号(2001年)に書いたので、冒頭の論文の続きを書く意欲を急速に失ったためである。また、多忙を極めた時期であったという事情もある。
時間ができたころには、監獄法の廃止、刑事施設法の制定などがあり、状況の変化があった。
この未完成論文に着目してくれる人などいないだろうと思っていたのだが、意外なところから問い合わせを受けてしまった。
冒頭論文については、なんとか決着をつけたいのだが、研究環境の激変によって、それが極めて困難なのである。
昼前、新幹線で名古屋へ。
とある当事者団体の会合でお話をさせていただく。
愛知県か名古屋市か知らないが、職員の態度は、典型的な地方公務員風。今どき、これほどまですさまじく横柄な態度はご立派。
いやーーーまいった。
公立学校共済組合から、年金手続に関する提出書類に不備があるという連絡。さらに、追加資料の提出を求められる。
元の職場に対して、いろいろと手配の書面を書く。
一円の年金もくれないのに、なんでこんな手続が。。。細部にこだわる地方官僚の美学に付き合わされる民間人のわたし。ホント、とことん嫌になる。
地方公務員の異常なまでの細部へのこだわり。
あああああ、メンドクサイ。メンドクサイ。
明日、「引野口(ひきのぐち)事件」にからんで冤罪をテーマとしたシンポジウムが開催される。
http://hikinoguchi.com/sinpojiumannai190831.html
出席する予定であったが、残念ながら、出席することができなくなってしまった。
コーディネーターは長野智子さんである。http://yaplog.jp/nagano/
長野さんは、「東住吉事件」の報道にもご熱心である。http://www.jca.apc.org/~hs_enzai/
北九州市で発生した引野口事件と、大阪市東住吉区で発生した東住吉事件。いずれも、わたしにとっては、地理的に縁がある。
しかし、東住吉事件(1995年7月22日発火)は、わたしがフランス滞在中(1995年4月~1997年4月)の事件であり、長い間、全く知らなかった。
引野口事件(2004年4月24日発火)は、わたしが現在の勤務先に赴任(2007年4月1日)する前の事件であり、最近まで知らなかった。
冤罪で、地理的に縁があるといえば、ラジオ商殺し事件と、甲山(かぶとやま)事件も忘れられない事件である。
ラジオ商殺し事件は、わたしの故郷で発生した事件であり、わたしが子どもであった頃から、何度も何度も地元紙で大きく報道された。
http://gonta13.at.infoseek.co.jp/newpage115.htm
また、甲山(かぶとやま)事件で犯人とされた山田さんは、同郷の人である。この事件についてもまた、地元紙では大きく報道されてきた。http://www.jca.apc.org/kabutoq/index.html
これらの事件は、わが国刑事司法の歴史上、極めて重大な汚点であろう。これほどの人権侵害はない。
法曹界の一員として、冤罪事件の真相究明と、その根絶に向けて努力しなければならない。
大阪弁護士会館地下にあるわたしのレターケースに「光市母子殺害事件弁護団 緊急報告集会の記録」が入っている。
8月6日の集会に出ていたわたしには、特に目新しいことはない。
議論に参加した弁護士名がすべて、A、B、C、Dなどの匿名になっている。
野次をした弁護士以外には、すべての弁護士は自己の氏名を名乗って発言した。それを匿名にするとは、納得できない。
7時間に及ぶ弁護士会研修。
通常の業務の他に、弁護士会活動を通して、人権擁護活動をして欲しいとのようである。
わたしの場合、通常の業務というのは、教育とスポーツ法研究か。人権擁護活動というのが、性的少数者問題への関与か(弁護士会を介さないことが多いが)。
夜、スポーツ法の研究会。有名な元プロ野球選手の話をうかがう。プロ野球選手の引退後の生活の問題。いろいろと印象深いお話が聞けて、感動。
大学スポーツ問題について質問してみた。
4分間の会議の後、各種の文献の発注など。
外国のスポーツ法関連の文献の入手の手配など。
岐阜の水野さんの活動
読売新聞(中部版)2006年4月9日沢村宜樹記者の記事から一部を抜粋(一部改変している)
MTFの水野さんは岐阜家裁に性別変更を2度申し立てたが、却下された。特例法は「子供がいないこと」を要件の一つにしているからだ。子供が混乱するというのが理由だ。
神戸学院大の大島俊之教授(民法)は「性別の変更を認める法律は世界各国にあるが、子供がいないことを条件にするのは少数派だ」と、立法のミスを指摘する。(大島注 「子供がいないことを要件としている例はないと思う」と話した積もりなのだが)。
「子供が死ねば、性別変更を認める、といっているのと同じ。冷酷です。司法の判断は厳しいが、何とか現状を変えていきたい」。水野さんは今年1月から、特例法の「子供がいないこと」という要件の削除を求める活動を始めた。
水野さんが勤める会社は、男性として採用した当時の業務を変更しないまま、女性の制服を貸与し、女性として処遇している。2人の子供たちと仲良く暮らす水野さん。こうした人たちの生活実態を支援する法改正が急がれる。
わだ形成クリニック事件――概要
2002年2月25日に、MTFが、大阪のわだ形成クリニックの和田耕治医師からSRSを受け、翌26日に死亡した。なお、同クリニックでは、2002年1月14日に、あごの整形手術を受け、3週間後に死亡したという別の事件もあった。SRS後のMTF死亡事件については、朝日新聞2002年4月2日で報道されている。
SRS後の死亡事件については、2005年7月1日に、大阪府警捜査一課と天満警察署は、大阪地検に送検した。これについては、2005年6月17日に新聞各紙において、送検の方針が報道され、7月2日の新聞各紙において、送検されたという事実が報道された。
2006年3月31日に、大阪地検は、起訴猶予を決定した。3月31日の新聞各紙において報道された。
大阪医科大学事件
京都新聞2007年3月30日
FTMが大阪医科大学付属病院で乳房切除手術を受けたが、乳房の傷跡が壊死したとして、平成19年3月30日に、大阪医科大学を被告として、約3300万円の損害賠償を求めて京都地裁に訴えた。
大阪医科大学は、「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。
大阪自彊館事件(MTFの解雇)
朝日新聞2006年10月11日
日刊スポーツ2006年10月11日
以下、日刊スポーツの記事を中心として要約。
2006年10月11日に、MTFが、性同一性障害を理由に雇用契約を更新しなかったのは違法であるとして、社会福祉法人「大阪自彊館(じきょうかん)」(大阪市西成区)を被告して、大阪地裁に訴えた。MTFは、地位の確認と未払い賃金や慰謝料200万円など計約320万円支払いを求めている。
MTFは、2004年9月に、性同一性障害であり、治療中であることを面接で明らかにした上で、有期契約の巡回相談員として採用された。
しかし、2005年6月ごろから、業務時間中の女子トイレの使用や化粧を禁止され、同僚に「男か女かはっきりさせてほしい」と言われるなどの嫌がらせが続き、ことし3月に契約更新をしないと通告された。
MTFは、約3年前から女性として生活しているといい、訴え提起後の記者会見で「(社会的な弱者を支援する組織で)排除された矛盾にやり場のない怒りがある。同じ障害のある仲間のためにも泣き寝入りはできない」と話した。
大阪自彊館は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。
最近、学生時代のような食生活。
タイガース連敗のため、不愉快であったが、今日は勝ったのでは。
タイガースがリードしていた時点で、「餃子の王将」に行って、結果を知らないのである。
餃子二人前と生ビール。前祝いである。
早朝というべきか、深夜というべきか、ヨーロッパでの日本チームのサッカー、ラグビーを見るために、時差ボケになってしまった。
今日は、なにわ法学研究所開設二周年記念日である。
ワールド・トレード・センター・ビル崩壊から6周年の日でもある。
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ワールド・トレード・センター・ビルの思い出。
23年前の1984年10月23日(現地時間)にビルの前と、110階で写真を撮っており、それが残っている。
当時留学中であったカナダ・ケベック州から夜行列車でニューヨークまで行ったのである。深夜、国境の駅でパスポート・コントロールを受けて、早朝、ニューヨークのセントラル駅に到着した。
数日かけて、国連やコロンビア大学法学部を訪問した後に、エンパイア・ステート・ビルとワールド・トレード・センター・ビルに行った。当時、自由の女神像は改修中であったので、行かなかった。
また、ワシントン広場の写真が残っている。昔、昔、「ワシントン広場の夜は更けて」などという曲が大流行したのである。広場はヒッピー(古語?)の溜まり場であった。http://hccweb1.bai.ne.jp/kakinoki/midi/midi409.html
ーーー
これが、ニューヨークに行った初めての経験である。その後、日本から飛行機で何度かニューヨークに行ったが、ワールド・トレード・センター・ビルには行かなかった。
結局、ワールド・トレード・センター・ビルを見たのも、110階に上ったのも、1回切の経験である。
10連勝。ジャイアンツに3たて。
ビール、ビール、ビール。
東京高裁平成18年8月31日判決(判例時報1950号76頁)
A(半陰陽)は、出生後男性として養育されていたが、思春期のころから女性としての身体的特徴が発現し、成人に達する前から女性としての生活を送るようになった。
Aは、SRSを日本で最初に公然と実施したことで著名な医師Bの診察を受けた。その診察の際に、セクハラを受けたとして、Aは、医師Bに対して損害賠償を求める訴えを提起した。これが前提事件である。前提事件は、新潟地裁平成14年1月21日判決(判例集未搭載)、東京高裁平成14年6月27日判決(判例集未搭載)において、患者Aの敗訴、医師Bの勝訴が確定した。
そこで、医師Bが、患者A、前提事件でAの代理人を勤めた弁護士C(新潟弁護士会館において前提事件の訴え提起に関する記者会見をした)、前提事件の訴えが提起されたことを医師Bの実名入りで報道した毎日新聞社に対して、名誉毀損、プライバシーの侵害を理由として損害賠償を求める訴えを提起した。前提事件の提訴の前に報道した週刊文春を発行する文藝春秋社は訴えられていない。
東京地裁平成17年3月14日判決(判例時報1893号54頁)は、患者Aに対しては330万円、弁護士Cに対しては55万円、毎日新聞社に対しては110万円の支払いを命じた。しかし、本判決はこれを破棄し、医師Bの請求をすべて棄却した。
「一審被告(A)の供述、供述の変遷を斟酌しても、前提事件における前記の主張が事実上・法律上の根拠を欠いていたとは認められない。
(以上の判断は、前提事件における一審被告(A)の前記主張が事実上・法律上の根拠を欠いていたものではないことを述べるもので、前提事件の判決の事実認定や証拠判断が誤っていることを言うものではない。)」
「一審原告は、医科大学教授の職にあり、かつ、性同一性障害者に対する医療分野における先駆的立場にある医師であるところ、前提事件の原告である一審被告Aが請求原因事実とするのは、医科大学附属病院の医療現場における一審原告の患者に対するセクハラや週刊誌記者に対する患者に関する発言についての名誉毀損等の事実であり、かつ前提事件が事実上・法律上の根拠を欠いていることを認識しながら、あるいは一般人において容易に認識できたのに、あえて提起されるなどの裁判制度の目的を逸脱する不当な提訴ではないばかりか、社会的弱者の人権擁護に資するものとして新潟弁護士会が設けたひまわり基金の運営資金により援助が決定された事件であって、このような一審原告の立場や前提事件の内容からすれば、前提事件の訴えが提起された事実及びその請求原因とされた事実が何かは公共の利害に関する事実に係るものということができる。
そして、一審被告Cは、司法記者から問い合わせをうけたことから、そのような前提事件の内容、性質に鑑み、司法記者が事件内容を正確に理解し、報道が適切にされることを目的に本件記者会見等をことが認められるから、本件記者会見等の目的は公益を図ることにあったものというべきである。
前提事件が提訴されたこと、その請求原因事実が訴状に記載され一審被告Cが本件記者会見で説明した内容であったことは事実である。したがって、本件記者会見等をしたことによる名誉毀損には違法性はなかったと認められる。」
「前提事件は、医科大学教授であり、性同一性障害者に対する医療分野における先駆的立場にある医師である一審原告による医科大学付属病院での診察時の患者に対するセクハラを請求原因の一つとし、その件についての週刊誌の記事中での一審原告の発言が名誉毀損等にあたることも請求原因とされているものであり、医科大学教授の大学病院での診察中の高度の専門的職業にある者の職業上の行為が問題とされている点からも、自ら週刊誌の記者の取材に応じた発言が記載された週刊誌の記事が問題とされている点からも、一審原告の社会的活動、社会に向けての発言に関わる事柄であり、個人の私的領域に属する事柄ということはできない。
したがって、一審原告が……前提事件の訴えを提起された事実は一審原告のプライバシーとして保護されるべき事柄ではない。
また、上記のような社会的活動、社会に向けた発言に関して前提事件の訴えの被告となった一審原告の氏名も、それらの行為の主体を特定する事柄であり、しかも、本件週刊文春記事には一審原告の実名が明示されていたことを考えると、プライバシーとして保護されるべき事柄ではない。
本件記事の掲載は、一審原告のプライバシーを認めることはできない。」
この後、医師Bから上告されたが、上告は棄却され、東京高裁判決が確定した。
スカイプなどという会話方式を教わる。
さっそく、フランス滞在中の知り合いと話してみた。
へーーーーー、
時代は変るなあ。
昼間、弁護士会で研修。
夕方から夜、世界陸上のパブリック・ヴューイング。
東京地裁平成17年3月14日判決(判例時報1893号54頁)
A(半陰陽)は、出生後男性として養育されていたが、思春期のころから女性としての身体的特徴が発現し、成人に達する前から女性としての生活を送るようになった。
Aは、SRSを日本で最初に公然と実施したことで著名な医師Bの診察を受けた。その診察の際に、セクハラを受けたとして、Aは、医師Bに対して損害賠償を求める訴えを提起した。これが前提事件である。前提事件は、新潟地裁平成14年1月21日判決(判例集未搭載)、東京高裁平成14年6月27日判決(判例集未搭載)において、患者Aの敗訴、医師Bの勝訴が確定した。
そこで、医師Bが、患者A、前提事件でAの代理人を勤めた弁護士C(新潟弁護士会館において前提事件の訴え提起に関する記者会見をした)、前提事件の訴えが提起されたことを医師Bの実名入りで報道した毎日新聞社に対して、名誉毀損、プライバシーの侵害を理由として損害賠償を求める訴えを提起した。前提事件の提訴の前に報道した週刊文春を発行する文藝春秋社は訴えられていない。
本判決は、患者Aに対しては330万円、弁護士Cに対しては55万円、毎日新聞社に対しては110万円の支払いを命じた。
「被告Aのセクシャル・ハラスメントに基づく請求は、……著しく相当性を欠くものと認められるところ、……被告Aは前提事件を提訴し、セクシャル・ハラスメントに基づく損害賠償を請求したことにつき(……)、不当提訴として不法行為責任を負うものといえる。」
「被告Cは、本件記者会見等によって、前提事件の訴状の内容を司法記者クラブに公表し、被告Aがセクシャル・ハラスメント等を理由に原告(医師B)に対して損害賠償請求訴訟を提起したとの事実を司法記者等に公表した。そして、右事実が広く報道関係者に知られること自体で原告の社会的評価は低下するものと認められるから、右結果と同被告(弁護士C)の行為との間に因果関係が存在することは明らかであって、同被告はこれにより生じた損害につき賠償責任を負うというべきである。」
「原告がセクシャル・ハラスメント等を理由として民事訴訟を提起されたとの事実は、本件記事の掲載当時において一般に未だ知られておらず、また、同訴訟は原告の医療現場におけるセクシャル・ハラスメントという強制わいせつ等の犯罪に準ずる破廉恥行為の存否を問題とするものであって、著名な医師である原告において、自己の医療行為に関する恥辱的な不祥事を理由とする右のような訴訟を提起されたことは、一般人の感受性を基準として公表を欲しないであろうと、またその公開により不快、不安の念を覚えるであろうと認められる私的領域に属する事柄といえる。したがって、原告は、その患者から診察中のセクシャル・ハラスメント等を理由とする前提事件を提訴された事実をみだりに公表されないことにつき法的保護に値する利益を有していたというべきである。
したがって、本件記事の掲載は、原告のプライバシーを侵害するものと認められる。」
この後、東京高裁に控訴され、結論は逆転するのである。
子を持つMTFの二人が、神戸家庭裁判所尼崎支部と奈良家庭裁判所に対して、特例法に基づく性別の取扱いの変更を求めた。
神戸家庭裁判所尼崎支部平成18年11月15日審判(判例集未登載)、大阪高裁平成19年6月6日決定(判例集未登載)
奈良家庭裁判所平成19年3月30日審判(判例集未登載)、大阪高裁平成19年6月6日決定(判例集未登載)
神戸家裁尼崎支部の審判から引用。
「(特例法3条1項)3号に現に子がいないことを求めているのは、子があるのに性別の取扱いの変更を求めると、『女である父や男である母』が存在することなり、これまで前提としてきた『男である父と女である母』の概念に変更を生じさせ、父母の属性と男女の性別の不一致が生ずることになり、子に心理的な混乱や不安をもたらすなどして子の福祉を害したり、親子関係に影響を及ぼすおそれがあるからである。確かに、子が父又は母の性別の取扱いの変更を受容していたり、親子の交流が希薄であるなど、子の福祉を害するおそれや親子関係への影響が直ちに具体化するとはいえないような場合もありえなくはなく、このような場合には家族秩序に対する影響は少ないともいえる。しかしながら、家庭秩序に対する影響の程度を、子の意向や親子の交流の程度に関わらせて個別の事案ごとに判断することは、かえって子の心情や親子の交流に影響を与えることが懸念される場合があり、相当とはいえない。」
「そうすると、同条項第3号が現に子がいないことを要件として求められていることには、他の要件と同様に、十分な合理的根拠があるものというべきものであるから、条項第3号の要件があるために、これを満たさない性同一性障害者の利益が制約されるとしても、そのような規制が立法府の裁量権を逸脱し、著しく不合理であることが明白であるとはいえない。したがって、同条項3号の要件が憲法13条及び14条1項に違反するとはいえない。」
東京高裁平成17年5月17日決定(家庭裁判月報57巻10号99頁)
申立人Aには、離婚した元の配偶者との間に2人の子がいる。Aは、特例法に基づき、性別の取扱いを男から女に変更する審判を求めた。しかし、原審のさいたま家裁熊谷支部は、Aには2人を子がいるから、特例法3条1項3号の要件を欠くとして、性別の取扱いの変更の申立てを却下した。
本件決定は、特例法3条1項3号は憲法に違反しておらず、子を持つ性同一性障害者に対して性別の取扱いの変更を認めなかった原審判を支持し、即時抗告を棄却した。その理由は次のとおりである。
「親子関係などの家族秩序に混乱を生じさせたり、子の福祉に影響を及ぼすことがないようにする必要があることから同[特例法3条1—筆者注]項3号を、……要件として定めたものと解される。そうすると、……十分な合理的根拠があるものというべきであって、……これを満たさない性同一性障害者の利益が制約されるとしても、そのような規制が立法府の裁量権を逸脱し、著しく不合理であることが明白であるといえず、憲法13条に違反するものでない。そして、……これを満たす性同一性障害者とこれを満たさない性同一性障害者との間に区別が生じることになるとしても、憲法14条1項に違反するものでない」。
この決定を批判するものとして、大島俊之「性同一性障害者性別特例法の無子要件を合憲とした事例」民商法雑誌134巻3号501頁(2006年)がある。
東京地裁平成18年3月29日判決(判例時報1935号84頁)
手術済のMTF(戸籍上は男性)が平成15年4月17日~5月7日まで(GID特例法制定直前の時期)、横領事件の被疑者として四谷警察署に留置された。留置に際しては、男性警察官が身体検査を行った。また、留置期間中の一時期、男性と同じ房内で収容した。これに対して、MTFが東京都知事を相手として、損害賠償を請求した。東京地裁は、30万円の損害賠償を認めた。
東京地裁判決からの引用その1。身体検査について。「戸籍上及び生物学上の性が男性であり、内心における性が女性である性同一性障害者(以下「MTF」という。)に対する身体検査等の実施者及び立会いにおいては、女子と同様に扱……べきである。」
東京地裁判決からの引用その2。男子房への収容について。「確かに、MTFを女子用の留置室に収監すれば、ほかの女性留置人の性的羞恥心を害するおそれがある。しかし、これを男子用の留置室で共同留置するとなると、そのMTFの性的羞恥心が害されることは明らかである。また、ほかの男性留置人の性的欲求を刺激する可能性が高く、好奇心という面も考慮すれば、それは通常の異性に対するものより強いものである蓋然性が高い。そのため、ほかの男性留置人に性器を触れられるなど、そのMTFの性的自由が侵害される危険性が一般的に高いと言える。性別適合手術を受け、身体の外観上、女性と同様となったMTFであればなおさらである。したがって、このような場合には、男子用の留置室に単独留置することが法の要請というべきであり、これに反する措置は違法である。」
MTFは東京高裁で逆転敗訴とか。判例集では未確認。
名古屋地裁平成17年3月24日判決(判例集未登載)
FTMが女性パートナーとともに実母を殺害し、遺体を床下に埋めて遺棄した。FTMに対して懲役12年の有罪判決。判決文から引用。「被告人Aは被害者Dの長女として出生したが、保育園のころから、自分が女性として扱われることへの違和感を覚えるようになり、そのことが原因で、しばしば保育園や小学校へ行くことを拒否した。被害者は、登園登校を拒否する被告人Aに対して、蹴るなどの暴力を振るうようになり、被告人Aが小学5年生のころまで激しい暴力が繰り返された。被告人Aの体が大きくなり、被害者に抵抗できるようになってからは、暴行を受けることはなくなったものの、被告人Aは、自分の体が女性らしくなっていくことに対する不安や悩みを抱えたまま生活していた。」
名古屋地裁平成18年8月10日判決(Lexis判例速報17号62頁)
MTFが3度目の窃盗罪で、懲役1年2月の有罪判決を受けた。そこで、MTFが名古屋拘置所長に対して、刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律37条に基づく調髪処分の差止めを求めた。請求棄却。
「原告は、……少年期から自己の男性性に違和感を覚え、その後の生育過程において睾丸摘出手術やホルモン剤投与を受けるなどし、心理的、社会的にも女性としての生活を送ってきたこと、精神科の医師からも、性同一性障害との診断を受けたこと(……)が明らかである」。
「刑事施設法は、……性別の判定方法については何らの規定も置いていないから、同法は、社会通念上一般に是認されている判定方法、すなわち戸籍の記載や受刑者の生物学的、身体的特徴に基づいて男女の判定を行うことを前提としており、特段の事情が認められない限り、その性別に応じた処遇を行うものと定めていると解するのが相当である。また、実際の運用においても、このような判定及び処遇の方法が最も客観的で公平な取扱いというべきであって、矯正現場に混乱を生じさせることが少ないと考えられる。」
「原告は、……戸籍上男性となっている上、男性器も摘出手術を受けた睾丸部分を除いて残しており、性別を判断する上での身体上の外観としては男性としての特徴を備えているから、名古屋拘置所長が、原告を基本的男性受刑者として処遇することとしても、それ自体を裁量権の逸脱・濫用ということはできない。そして、原告の上記のような心理的、社会的な女性としての生活歴、睾丸摘出や容貌の整形手術を受けた経歴、ホルモン剤の投与を受けている事実その他の諸事情は、受刑者の拘禁施設における拘禁目的を達成するについて考慮されるべき諸事情、すなわち、集団的な拘禁施設における衛生状態の保持の必要性、集団的処遇の性質や逃走防止面からの外観の斉一性を確保する必要性、財政上の負担増加の回避等の諸事情と対比してみると、なお上記の特段の事情があるとは認められず、これらをどの程度しんしゃくして処遇上の配慮をすべきかも、収容されている受刑者の人数、性質や施設の設備、監視態勢等諸般の事情を総合考慮した裁量判断にゆだねられているというべきである。」
「したがって、名古屋拘置所長が、原告の頭髪について他の男子受刑者と異なる処遇を行う必要がないと判断し、調髪処分を行った結果、原告に相応の精神的苦痛を与えることになるとしても、これをもって、直ちに名古屋拘置所長の裁量権を逸脱・濫用する違法な行為と評価することはできない。」
東京地裁平成17年3月24日判決(判例集未登載)
生活保護を受けていたFTMの実父が死亡した。FTMは実父名義の銀行預金から300万円を得た。そこで、世田谷区は、生活保護法63条の規定に基づき、生活保護費300万円の返還を求めた。これに対して、FTMは、300万円は性別適合手術(判決は「性転換手術」という)に使いたいので返還を免除して欲しいとして、この決定の取消しを求めた。請求棄却。
「性転換手術は、生活保護法の医療扶助対象外である上、国民健康保険や他の健康保険でも保険対象として認められておらず、また、緊急性を要する治療行為でもないことから、相続した遺産を性転換手術の費用に充てるということは、生活保護法の認容する自立助長の範囲を超えている」。
昨日、昼間は、生活保護法について少しだけ勉強する。
昨日夜は、長居公園の南西角に設置された液晶大画面で、世界陸上を見る。無料である。シダックスが食べ物と飲み物を売っている。
ビールを飲み、たこ焼きを食べながらの観戦である。
ーーー
今日の午後は、捜査弁護に関する研修である。
ーーー
今日の夜は、また、大液晶画面で世界陸上を見るか。
今日は研修の谷間。
毎日続く研修で、老教授の某氏とよく顔を合わす。いつも、居眠りをしておられる。
研修では、入室の時と退室の時にバーコードの着いたカードで監視されている。われわれ大阪弁護士会所属の弁護士は、バッジでもなく、身分証明書でもなく、バーコードの着いたカード(名称は「図書利用カード」といい図書室入館用が本来の用途)で管理されているのである。
今日はリラックス日だ。会場まで行って、世界陸上を見ながら、ビールを飲もう。
今日は、大阪弁護士会館において、4時間30分にわたって、多重債務者問題に関する研修会。
年金手続きは、一応、完了。数ヶ月後に、決定通知があるだろう。
午前中は、医院と薬局へ。高血圧のためである。
午後は、事務所、弁護士会館へ。公判弁護に関する研修が3時間ある。猛暑の中だが、スーツ姿で行かねばなるまい。
夕方は、世界陸上に行きたいものだ。
朝起きて、長居陸上競技場まで散歩。
当日券はいくらでもある様子。でもすくには売ってくれない。午後2時からの発売。
観客席がスキスキでは困るであろうから、わたしは切符をかって、客席を埋めることにする予定。
ええええええ、5000円か。。。。
朝6時に起き出し、長居公園へ。
スタジアムの外で、マラソンの応援。歩いてきただけで汗をかく。選手はたいへんだろう。
今日の午後の開会式のチケットを持っている。S席12800円で買った。しかし、なんと会場入口では、当日券S席5500円までディスカウント。おいおい。何をするんだ。世界陸上はサッカーワールドカップほど人気がないのか。
夕方からは、スタジアムへ行く予定。諸般の事情から、開会式はスキップして、少し遅れて行くつもり。
イタリア法に関するかつての私自身の論文を整理する作業をする。
単純作業であり、ラジオを聴いたり、CDを聞いたりしながら行う。
午後からは、ビールを飲みながらになってしまうかも。
アンノジョーせんせのブログに、昨日から興味深い記事が紹介されている(3回続きそうだが、今日はその2回目)。
その一節。
ーーー
彼らはイリノイ州の法律官にも手紙を書いた。Bailey が、資格なく、心理臨床を行っていることを調査せよという内容だ。SRSのオピニオンを書いたというのだ。州の広報官は、法律官はこの手紙は無視したと述べた。
ーーー
「法律官」の部分は、英語原文ではregulators である。法律専門用語ではない。内容的には検察官・警察官を意味するのだろうと思うのだが、「イリノイ州当局者」くらいの訳でどうであろうか。
「調査」の部分は、英語原文ではinvestigateである。「捜査」という訳でどうであろうか。
「手紙」は捜査を要請する手紙のようなので、「告発状」くらいの訳でどうであろうか。
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「告訴」と「告発」
告訴は、被害者など一定の告訴権者が行う(刑事訴訟法230条~238条)。
告発は、犯人・告訴権者以外の者が行う(刑事訴訟法239条)。つまり、誰でも行うことができるのである。
昨日の夕方と深夜に激しい雷雨があったため、暑さがかなり弱まった。
今週の土曜日(25日)から大阪の長居陸上競技場で世界陸上が始まる。温度が低くなるほど、選手には良いだろう。
マラソンは、なんと朝7時スタートである。近隣住民のわたしは道端で応援する予定である。
日本各地をウロウロ。雨が追いかけてくるような感じ。雨が降ったため、気温が下がって良いのだが、かなり蒸し暑い。風呂に飛び込む。
タイガース大勝。サッカー2つの日本代表も勝利か(フル代表は勝利。U22は、まだ前半リードだけ)。
スポーツ法関係の文献を集める。心強い協力者が現れる。
他方で、性同一性障害に関する法的問題のうち、間接的というか、周辺的というか、そうした問題に関する情報交換をする。この面でも、心強い協力者が現れる。
AERA8月27日号を買う。
「老人と独身は家族の敵か」を読む。平凡な内容で、解決策の提示もなく、落胆。
高い収入を得ながら、高額な年金を受給している高齢者の例が紹介されている。
あたしゃ、低収入、年金未受給の老人です。
ホテルをチェックアウト。
松江駅で、朝日新聞を買う。その後、出雲空港へ。
朝日新聞(島根版)2007年8月20日朝刊に次のような記事。
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性同一性障害めぐり講演会
2007年08月20日
■松江「特例法」見直しで提言■
心と体の性が一致しない性同一性障害(GID)を、法制度の観点から学ぶ講演会が19日、松江市白潟本町の市民活動センターであった。医師や法律家でつくるGID学会理事長で九州国際大法学部教授の大島俊之さんが、「性同一性障害特例法」を中心に、GIDの人がより暮らしやすくなる方策を提言した。
GID当事者の上田地優(ち・ひろ)さん=松江市=が代表を務める「性同一性障害を知る会」が主催し、約20人が聞いた。
同特例法は戸籍上の性別変更の5要件を定め、04年7月に施行。大島さんによると施行後、性別変更が認められた人は570人以上。一方、子どもがいる場合もあると紹介。同特例法に明記された施行3年をめどにした見直しでは、「現に子がいない」という要件の削除が必要と話した。
大島さんは、戸籍上男性だが女性として生活している上田さんが、国民健康保険証に女と表記することを松江市に求め、認められなかったことにも触れた。「住民票や保険証の性別が戸籍と一致した方がいいというのは行政側の考えで、当事者の生活を困難にしている」と指摘。「少数者のためでも、変更できるよう知恵を絞って対応してほしい」と注文した。
飛行機で島根へ。プロペラ機である。プロペラ機に乗ったのは久しぶり。
上田さんが、松江駅まで迎えに来てくださる。講演会は午後2時から。性同一性障害特例法の前後の話をさせていただく。
その後、二次会。上田さんが、熱い支持者に囲まれていることを実感。
松江市内のホテル泊。
夕方から近所の落語会へ
トリは、桂雀松さんの船弁慶である。
夏の舟遊びを題材とする噺である。お上手ではあるが、師匠の枝雀さんほどの爆笑とはいかない。
雀松さんは、気象予報士の資格を持つ落語家さん。そのため、マクラは、得意の気象ネタ。関東の猛暑がマクラであった。
枝雀一門では、「あたまっ(頭松)ちゃん」と呼ばれている。頭が大きいからである。
野球を見ながら、メジャーリーグに関する法的問題を取り扱ったアメリカの本を読む。著者は、アメリカ人法学者でスポーツ法の研究者。わたしは面識がない。
メジャーリーグの古い歴史に関する知識が不足していると痛感。
日本における野球法学を確立しようという野心が芽生えてきた。こんな趣味と実益を兼ねた研究は、他にない。
猛暑。
昼、そうめん。
夜、うどん。
やっと脱稿。
タイガース連敗。ビール。
タイガースが負けた日は、原稿がはかどるのかも。
暑い。
ワープロ。
ウォーキング。
スパゲッティ。
今週末は、島根に行く予定である。
こんな活動が予定されているからである。http://genki365.net/gnkm01/mypage/mypage_sheet.php?id=9800
フランスの新聞ルモンドの国際版を買う。
トップ記事は、サルコジ新大統領のアフリカ訪問の記事。
スポーツ面は、トゥール・ド・フランスのドーピング疑惑記事。
わたしがフランスで暮らしていた頃は、スペイン人ミゲル・インデュランの全盛期であった。彼以後の優勝者には、皆ドーピング疑惑がつきまとっているようである。
わたしが見たトゥール・ド・フランスは古き良き時代のスポーツ・イヴェントであったようである。
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以下は、ある人の日記から引用。
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もうそろそろでゴールという位の時に、
一緒に歩いてたしーたさんがおいらの方を叩くじゃありませんか。
「?」と思ったら、「針間先生がいた!」との事。
おいらは伊右衛門茶でほっかむり状態だったので、
多分先生が気づくことは無いと思いますが…。
なんでも、見学者の中でひときわ目立ってたそうです。
うーむ、ちょっとお会いしてみたかったですな。
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引用終わり。
さすが、東京ですなああ。ジョギング、パレードなどなど。
高校の同窓会に出る。
新しく校長になった木村潤くんは、高校の1年後輩。フレッシュな志を語ってくれた。
会長の木村清志くんは、高校・大学の後輩で弁護士。政治家になろうという意欲があるようである。
先輩の弁護士かつ衆議院議員の仙谷由人氏と話す。http://www.nmt.ne.jp/~sengoku/
仙谷氏との会話で「GID特例法」という語を使ってしまったが、わからないようであり、直ぐに聞き返される。「性同一性障害特例法」と言い直す。特例法の改正の話をしたが、地方政界にいるわたしの親類などの話をされる。
記念講演は、シドニーオリンピックの水泳ブロンズメダリスト源純夏(みなもと・すみか)さんの話。http://www.fujitv.co.jp/js/guestdb/minamoto.html
今までのところ、母校卒業の唯一のオリンピック
・メダリストである。
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タイガース勝利。またまた、ビール。
大阪・梅田で本・雑誌などを買い、ビールを飲む。
その後、阪急バスターミナルから、大阪発の高速バスで徳島へ向かう。大混雑である。数週間前に予約しておいたので、キップを買うことができた。全席満席である。
森鴎外「小倉日記」を読む。きわめて簡潔な文体。明治30年代には、山陽本線は下関まで続いてはいなかったようで、途中で船を利用していたようである。
かの鴎外でも、女中さんの採用・解雇などに苦労されたようすである。
「黒崎」などという最近なじみのできた地名が出てくる。当時は演習場所に近かったようである。
帰省ラッシュにまきこまれ、バスはずいぶんと渋滞したのだが、森鴎外先生の文章に引き込まれ、
苦にならなかった。
朝は大リーグ。昼間は高校野球。夜はプロ野球。
あたしゃ、一日、何時間、野球を見ていることやら。
何時間見ても飽きないなあ。
タイガース、また勝った。ビール、ビール、ビール。
介護保険の話。今回の研修は、これで終わり。
この後も、研修は、まだまだ続く。
刑事弁護、公判、捜査。
多重債務者問題。
家族問題相談。
保険法改正。
プレゼンテーションの技法。
法曹倫理。
理論と実務とは微妙に食い違うという話。
被後見人死亡と同時に、後見は終了。したがって、理論的には、被後見人の最後の入院費用は、相続人から払ってもらえ、ということになる。
しかし、まあ、実務的には、後見人としては入院費用は払ってあげたいところ。
葬儀費用も、本来支出できない。
なーるほどなあ。
夕方から、大阪弁護士会の研修に出かける。高齢者問題に関する研修である。98パーセントくらいは、知ってること。最後の2パーセントくらいは面白かった。
高齢者問題で弁護士に期待されていること、外国人高齢者問題。最後のこの部分だけ面白かった。
最後にアンケート調査。大阪家裁への後見人候補者推薦名簿に登録して欲しいかというアンケート。載せて欲しくない人だけ○を書けというアンケート。
載せて欲しくないと答える。学界の弁護士登録諸先達の行動を拝見している。
学界所属のわたし達が弁護士として実務に関与するのは、一生一回ではあるまいか。
日本の民主主義、学問の自由、言論の自由が危殆に瀕したと思われるときに一回だけの出番であろう。
それ以外には、法曹界の皆様の邪魔になるようなことはすべきではないように思われる。
関西の朝の人気・長寿ラジオ番組に「おはようパーソナリティー道上洋三です」というものがある。彼の苗字は「どうじょう」と読む。
http://www.abc1008.com/ohapaso/frame.html
今日のお相手は、30年前のお相手であった「アイアイちゃん」こと池田生子さんであった。その池田さんが、性同一性障害のことを語り始めた。
な、な、なんと、池田生子さんは、月嶋紫乃さんなのである。かのトランスプロジェクトの代表の月嶋さんである。
http://transproject.web.fc2.com/frame.html
いやーーーー驚いた。お二人が同一人とは知らなかった。
道上(どうじょう)さんは、今週の土曜日(8月11日)に、東京でトランスプロジェクトのお芝居を見に行かれるそうである。
関東の皆さん、道上さんは、関西のタイガースファンの間では、超有名人です。なにわ太郎の代わりに、道上さんのサインを貰ってくれませんかね。その日、わたしは、高校の同窓会があり、東京に行けないのです。
道上さんは、65歳くらいで、白髪まじりの短髪で細身です。メガネをかけています。「六甲おろし」(阪神タイガース応援歌)がお上手です。
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光市母子殺害事件弁護団緊急報告集会に出る。
2007年8月6日午後6時30分から、大阪弁護士会館2階で。今日は、弁護士限定の集会であり、一般市民は参加できない。会場を埋め尽くす弁護士たち。その数、ざっと300人ってとこか。大阪弁護士会の会員は3000人なので、約1割が参加していることになる。大学時代のクラスメートなど、見知った弁護士もチラホラ。
最前列中央には、橋下徹弁護士が陣取っている。ピンクのTシャツにジーンズ。さすがに、おしゃれである。黒いスーツにブルーのネクタイなどという私とは大違いのセンスである。
討論開始。やはりメイン・イヴェントは、橋下弁護士対21人弁護団である。橋下弁護士は、弁護団への懲戒請求をあおった張本人である。最初は、橋下氏、弁護団の子どもにまで被害が及んでいるという話に、低姿勢で応じる。
ところが、途中で、右後列から、橋下氏非難のヤジ。これに対して、橋下弁護士が怒った応酬。司会者が必死でなだめる。
「橋下さん、おぬし、なかなかの役者じゃのー」
高校生の皆さんとお話。弁護士になる方法などについて質問される。
夏休み前のすべての行事が終了。明日から夏休みだ。
でも、さっそく、明日から、弁護士会の会合・研修が始まる。夕方から会合、研修の一週間。昼間だけは、夏休みといったところ。ただし、原稿が遅れに遅れ、矢のような催促を受けているので、これを何とかせねばならない。
アメリカのファーマーさん事件さながらの事件が日本でも。
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20061016202707.pdf
ファーマーさんは、MTF。クレジットカード不正使用で懲役20年は重すぎる刑罰と思うのだが、連邦刑務所をたらいまわし。睾丸の片方がなく、ホルモン療法中であったMTF。刑務所内で数々の被害を受ける。その一方、ファーマーさんは、刑務所内で法律のお勉強をして、数々の裁判を提起。
あたしは、アメリカの司法試験を受けておくべきだった。そうすれば、ファーマーさんの弁護ができたのに。
さすがに、もう懲役20年の期間は過ぎた。ファーマーさんは、今いずこ。
朝から、事務処理。ウオーキング。
昔教えた学生から、日本滞在中の外国人問題について、いろいろと教わる。教師とは、うれしい職業である。
台風を避けるための緊急行動。
久しぶりにフランスにファックスを送る。
やっぱり、ファックスというものがあってよかった。
最近、大学ではメールが普通で、ファックスはほとんど使わなくなってきたが、弁護士会ではメールよりも、ファックスが圧倒的に多い。
夏風邪をひいたらしくて咳がでる。薬局に行き、咳止め薬を買う。
昨日買った新しいアンダーシャツは猛暑に具合がいい。これまでは、綿100パーセントのものを着用していたが、今回のは、化学繊維で出来た吸湿速乾性のものである。
年金関係の書類作成を続行。数回、職場を変わっているので、少々、手続きが面倒。1円の年金ももらえないので、事務処理をしようというモチベーションがない。
午後、図書館に籠もり、図書館関係の事務処理。図書館職員の退館時刻になってしまう。今日は時間切れ。それじゃ、わたしも、ビールを飲みに行こう。
事務所に顔を出す。弁護士会からキツーイお便り。
4月以来、公益活動の実施と、研修への参加が不十分であるというお叱り。
研修の件は、夏休み、冬休み中にがんばりますです。こちらは、まあ、なんとかなるだろう。
公益活動は、今年度中どうしようもない。来年度がんばりますです。個人的には、講演など行ってはいるのだが、弁護士会は公益活動として認めてくれない。
今年度分の公益活動の不十分さを理由とする課徴金6万円は、もう覚悟せねばなるまい。4月に入会したわたしには、どうしようもない。
年金は一円も貰えないことがわかっていながら、年金の手続き開始。
公立学校共済組合、私立学校共済組合から、必要書類を取り寄せる。
戸籍謄本を取り寄せる。
社会保険庁からもらった基礎年金番号のお知らせのコピーなどをする。
まだまだ、面倒な手続きが続く予定。簡単には終わらない。
こんな手続きを終えても、わたしの場合、まだ、一円の年金ももらえない。でも、手続きをするのは義務的だそうである。
山下英利氏(滋賀、自民)落選。
松あきら氏(神奈川、公明)落選。
尾辻かな子氏(比例区、民主)落選。
捲土重来を。
他方で、阪神快勝。
タイガースが横浜に負けた。
母校は、徳島商業に負けた。母校野球部の歴史は、徳島商業に負け続けた歴史である。
サッカー日本代表は、韓国に負けた。
タイ国の料理を食べ、タイ国のビールを飲む会に出る。SRSで恩義のある国なので、出たのである。
タイのプーケットビールで自棄酒。
徳島城南高校が、池田高校を破り、決勝進出。
明日の決勝戦は、徳島商業高校と対戦。
長い歴史で、母校が何度も破れた強豪高である。
わたしは、どうして、こんなにも筆が遅いのか。
嫌な気分を払拭するために、また、ビール。
春・夏学期最後の授業。その後、大学の研修。
まず、教員・職員合同で、セクハラ、アカハラ、パワハラ関連の研修。
その後、法学部教員で、成績不振者の指導に関する研修。
大学幹部の皆さん方と、焼き鳥屋で一献傾ける。
2時間ばかり、外国人の問題と、外国在住の日本人問題についてお勉強。
さあ、ビールを飲みに行こう。
ワードで苦戦中だが、こんな記事が目にとまった。
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証人威迫事件、弁護士に無罪 広島地裁判決
2007年07月23日12時29分
指定暴力団会長から恐喝されたという被害届を出さないよう解体業者の男性を脅したとして、証人威迫の罪に問われた広島弁護士会所属の弁護士、関元隆被告(67)の判決公判が23日、広島地裁であった。細田啓介裁判長は「男性の証言は信用性に欠ける」として無罪(求刑懲役1年)を言い渡した。
起訴状などでは、関元弁護士は04年4月、別の恐喝事件で広島南署に逮捕され留置中だった解体業者の男性に面会し、指定暴力団5代目共政会会長(64)=恐喝罪で公判中=から上納金をめぐり恐喝されたという供述をしないよう脅し、会長の関係者から預かった2000万円を受け取るよう求めたなどとされた。細田裁判長は「被告(弁護士)が金銭を使い男性に何らかの働きかけをした疑いはあるが、威迫を受けたとする男性の証言は、留置所の警察官らの証言内容と食い違う部分がある」と述べた。
関元弁護士は判決を受け「被害者の言い分をうのみにし、客観的証拠もなしに逮捕する捜査方針は遺憾だ」と話した。
ワード悪戦苦闘の日々。
途中で、近所の讃岐うどんの店へ。
軽くビールを飲みながら、ワード悪戦苦闘。
地元でJリーグのサッカーがあり、また近所で落語会があったのだが、それらを欠席して、日本対オーストラリア戦を見る。延長、PK戦まであったため、「新マチベン」を見ることができなかった。
レ・ブルーは、PK戦に勝って、やっとのことで、準決勝進出。
弁護士会から、夏休み中の研修スケジュールが届く。
夏休み期間も、弁護士はお勉強をするものなのだということがわかった。
昨日の健康診断は散々だった。体重は増えていた。ああああ。
美しく、かつ、感じの良い女性の医師から、体重を減らすようにアドバイスを受けた。
夕方、新しい知人の皆さんとコンパ。アドバイスを守らず、たらふく飲み食い。ああああ。
虎井さんが、私の視点欄で、性同一性障害特例法の見直しを主張しておられる。特に子無し要件批判である。特例法施行後3年が経過したこの時期にあわせたのであろう。
わたしが、9年ほど前に、性同一性障害に関する法的整備の必要性を訴えたのも、この欄の前身の欄であった。
それから9年。上川さん、虎井さんなど、当事者の論客が登場してきたので、そろそろ私の降板の時期であろう。
健康診断前日は、健康に悪い。
田中森一(たなか・もりかず)『反転・闇社会の守護神と呼ばれて』を読む。
田中氏は、元検事で、東京地検特捜部、大阪地検特捜部などで活躍され、現在は、大阪弁護士会所属の弁護士である(業務停止中)。いわゆる「ヤメ検」である。
弁護士になられてからは、闇社会の人々の弁護を担当された。そして、ご自身が逮捕され、有罪判決を受けた(現在、上告中)。
いろいろと興味深い話題が多い。わたしのブログを読んでくださる方は、性の問題に関心をお持ちなので、そうした話題を1つ紹介しよう。
収賄で取り調べた文部官僚(男性)から、自分は同性愛者であり、受け取った賄賂は男性との逢瀬に使ったという供述を得る。しかし、調書の作成に当たっては、愛人の性別を男性から女性に直した(うその)調書を作成した。そして、弁護士、裁判官に、その事実を密かに告げるなど、妙に温情主義の検事であったらしい。
午後からのガモン医師のSRS講演会を聞きに行く。
当初の予定では1時開始であったが、台風の影響による東海道新幹線の大幅な遅れにより、午後4時開始になる。
本屋に行き、本を買ってきて、喫茶店で読みながら、3時間の時間をつぶす。
夕方、京橋で2人の知合いとビールを飲む。一人は京都、一人は東京からいらした知人。有益な情報交換であった。
帰りの電車の中でも、昼にかった本を読む。
2つが同一時間帯。
両方とも少しずつ見た。わたしの年齢のせいか、「新マチベン」の方がわたしには身近に感じられた。
大規模法律事務所に所属するわたしのような人間は、「マチベン」とは言わないようである。
番組紹介によれば、町中の個人医院を「まち医者」というように、小規模で個人相手の弁護士活動をする人々を「まち弁」というようである。
ワードで原稿を書くはずが、ついつい遊んでします。
エクセル苦闘終了。
ところが、明日からワード苦闘が始まる予定。
むし暑い。
あああ、ビールが飲みたい。
エクセルで苦闘。暑い。
エクセルで悪戦苦闘中。
この作業、明日には終ええるぞ!
東京プライドパレード公式ガイドブックが届く。
47ページに、弁護士のみなさんの広告が載っている。わたしは、少し離れたページに。
今日も、エクセルで格闘。
午後、落語で有名な高津(こうづ)の宮に出かけた。林家染左さんの落語を聞くためである。
帰り道、生魂(いくたま)神社に立ち寄る。ここは、上方落語の祖、彦八さんゆかりの神社である。
途中の店で、中レベルの赤ワインを買って帰り、還暦の夕食。満60歳になった。
なぜ、弁護士の懲戒に、わたしはこんなにも関心があるのか。
○十年前、とある大学の3年生のゼミで、僕ら9人は、ビジネス法の勉強をしていた。
3分の1は、商社マンになり、ビジネス最前線に立った。
3分の1は弁護士になった。
残り3分の1は、大学教員になった。
K君は、最も早く弁護士になった一人であった。
○年後、ゼミ教官Y先生の追悼式で再会したのだが、ある年から、急に年賀状が来なくなった。
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2002年03月31日(日) 10時21分
<弁護士詐欺>依頼人150人から詐取か 被害5億超す 奈良(毎日新聞)
奈良弁護士会所属の弁護士、河辺幸雄容疑者(52)=奈良市東登美ケ丘1=が依頼者から現金を詐取したとして奈良地検に逮捕された事件があり、河辺弁護士が150人以上の依頼人から訴訟費用などと偽って現金を受け取っていたことが30日、奈良弁護士会(会長・多田実弁護士)の独自調査で分かった。被害総額は5億円を超えるとみられ、弁護士がかかわる詐取事件として、被害者数、被害金額で過去最大規模に発展する可能性が出てきた。奈良地検も裏付けが取れ次第、詐欺容疑などで立件する方
針だ。
河辺弁護士は98年7月ごろ、貸金返還請求訴訟の原告側代理人をしていた際、原告女性(66)に「勝訴後、早く確実に貸金を回収するには供託金が必要」などと偽り、現金300万円をだまし取ったとして今月21日、詐欺容疑で逮捕された。
逮捕後、同弁護士会には同様にだまされたとする依頼者からの電話が奈良を中心に、大阪、京都、兵庫の4府県から計200件以上寄せられている。主に500万~300万円を請求され、中には1000万円以上も要求された依頼人もいたが、いずれも河辺弁護士を信用して預けたという。
河辺弁護士は調べに対し「事務所の経費にすべて使った」と供述しているという。
同弁護士会などによると、河辺弁護士は98年ごろから事務所の資金繰りに苦しみ、依頼者をだまし始めたらしい。訴訟が終わり、返還を求めても「手続きに時間がかかっている。いずれ戻す」とごまかすなどして発覚を遅らせてきたらしい。
河辺弁護士は76年に弁護士登録し、80年3月から1年間、奈良弁護士会副会長も務めていた。
しかし、昨年7月以降、逮捕容疑とは別に依頼者との金銭トラブルで5件の懲戒請求が同会にあり、うち3件について同会は「懲戒相当」として、懲戒委員会で審議している。また96年には、弁護を引き受けながら訴訟を起こさなかったにもかかわらず、依頼者には訴訟を起こしたとうそをついていたとして、日本弁護士連合会から「戒告」処分を受けている。
奈良弁護士会は特別対策委員会を設置して対応を協議。30日は被害者説明会を開き、約90人が相談に訪れた。31日も開く。 【行方一男】
「いつ仕事をしているのかと思うくらい、訴訟準備をしていないケースが目立った」が、「金回りのよさは群を抜いていた」。訴訟費用名目で150人の依頼人から約5億円をだまし取ったとされる奈良弁護士会所属の河辺幸雄容疑者(52)。関係者の証言からは「社会正義の実現」(弁護士法1条)を使命とする弁護士像とは、あまりにかけ離れた姿が浮かび上がる。一方、被害者からは、被害拡大を防げなかった同弁護士会の対応の遅さを批判する声が上がっている。
◆評価とは「別の顔」
関係者によると、河辺弁護士は、結婚の際に媒酌人を務めた弁護士と数年間、共同で奈良市内で法律事務所を運営していたが、この弁護士が亡くなってからは一人で活動していたという。事務所には複数の女性事務員がいたが、いずれも賃金の未払いが原因で辞めているという。
「人柄は良く、丁寧で腰も低い人だった」。そんな評価の一方で、県内の高級ゴルフクラブの会員権などもかなり持っており、大阪の北新地などでも羽振り良く遊んでいたという「別の顔」も。弁護士活動については、「以前から事件を放置している」「弁護の中身がいいかげん」などの声が多く、評判は芳しくなかった。
◆被害者の訴え
奈良市の弁護士会館で30日、開かれた被害者説明会。奈良市の女性(77)は、94年ごろ土地購入の話を持ちかけられ、「約1000万円を早急に入金してほしい」と頼まれて現金を預けた。しかし、土地は実際には存在せず、女性は「金は戻らないと覚悟している。文句だけでも言わせてもらわないと気が治まらない」と話した。
また、ある男性は「逮捕前に一気に荒稼ぎしたのだろうか。たった一人で、よくもこれだけの人をだませたものだ」と憤った。
これに対し、奈良弁護士会の多田実会長は「被害者説明会では、弁護士会の責任も問われたが、法的責任はない。しかし、道義的責任は感じており、今後も被害者の話を十分に聴き、適切な対応を取りたい」と話している。
◆後絶たぬ不祥事
依頼人の資産を詐取するなどして逮捕されたり、弁護士会の懲戒処分を受ける不祥事は、バブル崩壊後に目立っている。96年1月には元大阪弁護士会副会長が依頼人から預かった小切手を横領した疑いで逮捕された。同年10月には第2東京弁護士会の弁護士が24億円の横領容疑で逮捕されるなど、96年だけで全国で10人の弁護士が逮捕・起訴された。弁護士に対する懲戒請求も90年の239件が、00年には1030件に上った。
信頼回復のため、日本弁護士連合会は97年、全会員に倫理研修を義務付けることを決定。大阪弁護士会では99年春から、新たに入会する弁護士に不祥事を起こさない誓約書を提出させている。しかし、全国の弁護士会が不祥事で懲戒処分をした件数は、昨年68件で、過去最高に達した。(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020331-00000113-mai-soci
中坊公平氏が復帰断念、弁護士再登録申請を取り下げ 7月5日19時0分配信 読売新聞
日本弁護士連合会の元会長で、旧住宅金融債権管理機構(住管機構、現・整理回収機構)社長当時の不適切な債権回収の責任を取り弁護士を廃業した中坊公平氏(77)が5日、大阪弁護士会へ今年3月に出していた弁護士再登録申請を取り下げた。
中坊氏は「弁護士会を混乱させ、迷惑をかけるのは本意ではない」などと、申請から取り下げに至った心境を明かしたコメントも公表した。
中坊氏は住管機構社長だった1997~98年、担保物件の土地の抵当権を不正に抹消させたとして東京地検特捜部に詐欺容疑で取り調べを受けたが、不起訴処分(起訴猶予)となり、2005年11月に廃業した。
この日のコメントで、中坊氏は申請した理由について、「廃業後の忍辱の日々の中で、弁護士に戻って依頼者の相談を受けたりしながら人生の最後を送りたいと切実に思うようになった」と述べた。申請を取り下げたことについては、「再登録申請が弁護士会に厄介な問題とされていることがわかった。再び使い慣れた事務所の机に座ることが夢だったが、これを断念することにした。今はとてもさみしい気持ち」との心情を明らかにした。 最終更新:7月5日19時0分
健康診断は、ホント、健康に悪い。
緊急ダイエット。昨日に続いて今日も昼ごはん抜きにする。
まず、「会員移動」欄を読む。
次に懲戒の告示を読む。今月号は3件。
1 非弁護士との提携の禁止(弁護士法27条)に違反し、非弁護士から法律事務の取扱いの周旋を受けた件。新聞報道で知った件であろう。処分は業務停止6か月。
2 顧問先企業に1000万円分の株式を買わせた件。処分は業務停止3か月。
3 自己の事務所に研修に来た女性に対して、酒を飲ませセクハラ。処分は除名。
悪戦苦闘。
会議。
テニス。
ビール。
散髪で1日が終わる。
阪神連勝。
また、ビールか。あかん。肥満だ。
「新米弁護士は60歳」
http://www.nhk.or.jp/dodra/new_machiben/
バッジは本物そっくりだが、司法研修所はもっと大規模だ。
60歳で新米弁護士といえば、普通はヤメ判(元判事の退職者)、ヤメ検(元検事の退職者)、大学の法学教授の経験者だ。
この歳になると、昼食抜きでよいのかも。
テニスを2時間ほど。韓国語のレッスン。
緊急ダイエット2日目。
昼食抜き。夕食はおにぎり2個。
ビールは減らさず。
不動産鑑定士の話を聞く。弁護士よりも有利な職業のようである。